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PICK UP TALK 今、気になるあの人に教わる! 02 荻野みどり

「子どもたちの未来に
心豊かな食文化を創ること」を目指して。
楽しくてワクワクする“オーガニック”を考える

VOL.2 荻野みどり
(ブラウンシュガー1ST 代表取締役)

日々の生活に関わる様々なことを取り上げ、その道のプロに語ってもらう「PICK UP TALK」。第二回目は、「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選している食品会社、株式会社ブラウンシュガー1ST 代表取締役 荻野みどりさん。みどりさんが考える“オーガニック”、プライベートブランド「ブラウンシュガーファースト」の誕生秘話、ブランドとして、そしてお母さんとして未来に向けてつなぎたいことについて語ってもらいました。

久留米出身の荻野さん。いつも笑顔で前向きで、お話を聞いているとこちらまで元気になってくるパワーとオーラのある女性。今年も新規プロジェクトがいっぱいと目を輝かせていた。

–––– ブランドの代名詞「ココナッツオイル」からスタートさせた理由を教えてください。

元々、手作り菓子の販売からスタートしたので、素材はもちろん、油にもこだわりがありました。そんな中、無意識にバターを摂り過ぎていることに気づき、何かに置き換えることで体への負担を減らしたいと考えたことがきっかけです。オーガニック先進国のアメリカを参考にして、いつものバターを、高温料理に一番適しているココナッツオイルに置き換えてみたらとても美味しかったので、「これだ!」と思いました。

ブランドのコンセプトは、「わが子に食べさせたいかどうか?」にとことんこだわり、心身が喜ぶ良質な美味しさを追求することです。妥協せず徹底した開発・管理に注力してきたからこそ、食のオスカーと名高いイギリスのグルメアワード「GREAT TASTE AWARD 2018(英)」のオイル部門にて、世界中のココナッツオイルの中で最高の評価を頂けたのだと思います。

子供をおんぶしながらココナッツオイル入りのクッキーを売り始めて8年。今では数え切れないほどの有機食品を製造、販売している。 
子供をおんぶしながらココナッツオイル入りのクッキーを売り始めて8年。今では数え切れないほどの有機食品を製造、販売している。

子供をおんぶしながらココナッツオイル入りのクッキーを売り始めて8年。今では数え切れないほどの有機食品を製造、販売している。

–––– 子どもに食べさせたいオーガニックとはどういうものなのでしょうか?

オーガニックというとまず無農薬や安心安全という言葉が浮かびます。もちろんそれも大事なことです。でも同時に、「楽しい」と感じることも重要だと思っています。たとえジャンクなものを食べても、それをきちんと排出できる体だったら気にしすぎて落ち込むことはないと思うんです。オーガニックの厳格なイメージにとらわれず、しなやかに心地よく取り入れる。食べることは、楽しく、美味しく、その時間を共有することこそが大切で、とても心豊かな行為です。その根底があるなかで、一つ一つの食べ物の背景に、ヒト・コト・トキなど有機的なつながりのあるものを選ぶことが、より豊かな心を育む食につながると考えています。食べ物を作る人がいて、食べる人がいる。地球が育み、そこから文化が生まれる。このエモーショナルなつながりこそ、私が考えるオーガニックです。

–––– 何がきっかけでそのような考え方になったのでしょうか?

長女を母乳で育てていたときに、自分が食べたものによって娘の体調が変わるということが何度かありました。それを機に、「人は食べたものでできている」と身をもって感じたんです。ちょうど震災の直後ということもあり、いろいろ考える時期でもありました。そこで「お母さんも子供も嬉しい選択肢を作りたい」と考え、「ブラウンシュガーファースト」を立ち上げました。安心して気軽に買える美味しいもの、そしてお客様が商品を手にすることでワクワクする提案を、という考え方は、創業時からずっと変わっていません。

例えば、「ブラウンシュガーファースト」のメイン商品の一つでもある、有機アップルソース。お菓子より、できればフルーツを食べさせたいと思うお母さんたちの想いから商品化しました。 農薬の心配のないオーガニックりんごを、皮のままスチームで煮詰めただけのシンプルなりんごペーストは、美味しいだけでなく、お母さんのすりおろす手間も軽減するアイテムです。 お砂糖を減らしてフルーツに替える。これさえあれば離乳食が始まったタイミングや、家族が体調を崩した時も心に余裕が生まれます。

また、昨年生まれた「水洗いシュシュ」という商品も、オーガニックや無農薬のものだけを買い続けるのはどうしてもハードルが高い。でもシュシュっとするだけで、スーパーで買った野菜の農薬が取れるという、誰でも簡単に使えて、安心安全な商品として提案しています。

ミュートを解除すると音楽が流れます。

「水洗いシュシュ ベジタブル」

石油・アルコールフリーで安心して使える、“特許取得のお水を使った洗浄剤・除菌・農薬除去スプレー”。左は水道水、右は水洗いシュシュ。それぞれをトマトに吹きかけてみると…? 詳しくは再生ボタンをクリック!

世界各国の生産者の元へ直接足を運び、積極的にコミュニケーションを取ることを心がけている。

–––– ブランドとしての今後の展望を教えてください。

現在の活動は、自分の子供がお母さんになるとき、つまり30年先の未来の食文化につながると考えています。私たちが今、どんな食べ物を好んで選ぶかで、子供たちの未来も変わります。食べ物を囲んで会話が弾むことは心を育む。相手を思って作ったものを食べることで、幸せを感じる。そういう気持ちを持てる未来を創ることが、ブランドとして、お母さんとしてのミッションだと思っています。

–––– 働くママ、同世代へのメッセージをお願いします!

子供たちの未来は、私たちの選択を積み重ねた結果によって作られます。食べ物だけでなく、何かを選ぶときに「値段」で選ぶのか、「大切にしていることや背景にあるストーリー」で選ぶのか。選択一つで未来が変わり、その先にあるワクワク感や楽しさを考えれば、必然的に答えが出てくると思っています。皆さんと食を通して未来に想像をふくらませ、そのカタチづくりをしていけたらと願い、日々奮闘中です。

/ PROFILEプロフィール

荻野みどり/オギノミドリ

株式会社ブラウンシュガー1ST代表取締役。1982年、福岡県久留米市生まれ。2011年に第一子を出産。その4ヶ月後に「ブラウンシュガ ーファースト」を立ち上げる。2013年に同名で法人登記し「有機エキストラバージンココナッツ オイル」の販売を開始。ココナッツオイルブームの火付け役として有名に。著書に『こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。』(集英社)など多数。

/ INTRODUCING BRANDブランド紹介

BROWN SUGAR 1ST

ブラウンシュガーファースト

「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選している食品会社、株式会社ブラウンシュガーファーストのプライベートブランド。大切な自然を守りながら豊かな食の未来を作ることをポリシーに、「お母さん目線の商品作り」で、子どもに安心して与えられ、美味しくて食卓を楽しくする食材を提供している。