PICK-UP TREND |『日本書紀』から薫り立つ、沈香 PICK-UP TREND |『日本書紀』から薫り立つ、沈香

澄み渡り、趣深く

日本最古の正史に綴られた貴重な香り
「沈香」

日本最古の歴史書『日本書紀』に
沈香(じんこう)についての記述がある。

595年、淡路島に漂着した流木を
薪として使ったところ、
遠くまで広がるほどの香りが流れ出てくる。
不思議に思った島人は朝廷に献上した──と。

天然の沈香は、木の樹液によって凝固した部分が
長い年月をかけて変質した希少な資源。
熱することで香りを放つ。

6世紀末の日本人を驚かせた香りを
21世紀の今でも等しく愉しめるのは、
揺蕩う絵巻に触れるような浪漫。

日本では宗教儀礼で焚かれる香木として始まり、
貴人の文化、香道発展の一翼を担った沈香。
歴史ある香りに包まれた瞬間、
あらかじめ遺伝子に刻み込まれていたかのように
心が落ち着き、和らぐ。

その香りは、清澄、幽玄。


NEW

東京香堂の新作、「沈香」

ベトナムの森で育った沈香(じんこう)を使用し、現地でつくり上げた線香。
沈香には精霊が宿るとされ、ベトナムでは清めのお香として日常的に使われています。
日本でも古来より宗教儀式に用いられ、その香りには鎮静・疲労回復効果があるとされています。
また、お香には10の効用、『香の十徳』があるとも。
お香立ては木工作家、辻有季による一点物。楢の希少な埋れ木、別名「楢の神代(じんだい)」で製作。

Classic Series 「沈香」 30本・お香立て付き/4,300円

  • 『 香の十徳 』

    11世紀の北宋の詩人、黄庭堅の作『香の十徳』は、香の効用を端的かつ格調高く表した40字の詩文。
    室町時代に一休禅師が日本に紹介したとされ、現代に至るまでこの感覚は受け継がれています。

    一、 感格鬼神 感覚を研ぎ澄ます
    二、 清淨心身 心身を清浄する
    三、 能除汚穢 けがれを除く
    四、 能覺睡眠 眠気を覚ます
    五、 静中成友 孤独な時に心を癒す
    六、 塵裏偸閑 忙しい時に寛ぎをもたらす
    七、 多而不厭 多く使うのもいとわない
    八、 寡而為足 少なく使っても足りる
    九、 久蔵不朽 年月を経ても朽ちず
    十、 常用無障 常用しても差し支えない

代表的な香木、ジンチョウゲ科ジンコウ属の常緑高木。
熱帯アジア原産。害虫、病気、天候などによる
ダメージ部の内側から樹脂を分泌する。

蓄積された樹脂を30〜100年かけて乾燥、
硬化した部分だけを切り取ったものを香木と呼ぶ。
熱すると芳香を放つ。

スティック型の線香は、香りの原料などを練り上げ
形成したもの。焚くと香りが広がり「慈悲の心が
平等に行き渡る」意味があるとされている。

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豊かで上質なお香の世界を届けたい」

『東京香堂(TOKYO KODO)』は、フランスで調香を学んだ老舗線香専門店の三代目が2014年にスタートさせた、インテリア・アロマ・インセンスブランド。
利根川が流れる自然豊かな群馬県にアトリエを構え、白檀を始めとする日本古来の香りに西洋の香料を取り入れ、現代のライフスタイルに溶け込む新しい香りへとアップデート。空間を「香りの美」で満たすような、芸術性の高い製品作りを目指している。

/ INTRODUCING BRANDブランド紹介

東京香堂

とうきょうこうどう

1935年創業の線香専門店の三代目であるペレス千夏子・ジョフレが2014年にスタートさせた、日本と西洋の伝統技術を融合させたインテリア・アロマ・インセンスブランド。香りを見えないアートの一つと捉え、香水を纏うように、空間を「香りの美」で満たすような、芸術性の高い製品作りを目指している。