BRAND STORY 004 ビューティフル・ピープル beautiful peopleの画像 BRAND STORY 004 ビューティフル・ピープル beautiful peopleの画像

BRAND STORY 004 ビューティフル・ピープル beautiful people

国内をはじめ、世界のファッションシーンを牽引する人気ブランドの原点から未来のヴィジョンまで、ブランドのアイデンティティを紐解く『BRAND STORY』。連載第4回目にご登場いただいたのは、『beautiful people』プレスの田島幸奈(タジマ ユキナ)さん。2018年秋冬コレクションの魅力について語っていただきました。

パリから発信される『beautiful people』らしさ

ファッション誌で毎シーズン話題のコレクションブランドとして特集が組まれ、若い世代にとっては憧れのブランドであり、スタイルを持つ大人の女性にとっては新鮮なときめきを与えてくれるブランドとして、常に注目される『beautiful people』。

ブランドが行うすべての活動は“デザインすること”であるという考えのもと、2007年にデザイナーの熊切秀典(クマキリ ヒデノリ)さんを中心としたクリエイティブチームで『beautiful people』をスタートする。程なくして、大人のための子ども服をコンセプトにした“キッズライン”や、男女で共有できる“ボーイズライン”などが話題となり、ブランドの象徴的なアイテム、ライダースジャケットに至ってはファッション感度の高い女性のウィッシュリストとしてブームを巻き起こし、その勢いは今も続いている。また、人気のアイテムが確立されていく一方で、映画『男はつらいよ』をテーマにしたコレクションやテニスコートでのショー、デザイナー自らも演奏するというバンドスタイルのショーなど、毎シーズン、テーマの斬新さやショーのユニークな演出にも驚かされてきた。

そんな『beautiful people』が、ちょうどブランド設立10周年にあたる、2017年秋冬コレクションから発表の場を東京からパリへ移した。

「僕らがやってることをひと通り理解してもらえるようになったと感じ、ベーシックだけどどこかにズレがあるという『beautiful people』らしさが認知された今、それと同じことを海外でもやってみたい」。そんな熊切さんの思いから、パリを舞台に新たな歴史を刻むことになっていく。

『beautiful people』のショールームにて、2018年秋冬コレクションについてにこやかに説明してくださるプレスの田島幸奈さん。

洗練とプリミティブを対極に捉えたコレクション

シャンゼリゼ通りの裏手、『プティ・パレ』の向かいに佇むフランス革命直後に創立された宮殿『Pavillon Ledoyen(パヴィヨン・ルドワイヤン)』で、『beautiful people』2018年秋冬コレクションが発表された。

“対極にあるものを掛け合わせることにより、これまで見たことのない新しいスタンダードを提案(対極にあるのは私たちの固定観念を利用する)”というブランドのコンセプトを下に、今シーズンは、“洗練とプリミティブ(テーラードと民族衣装)”が対極にあると捉えたコレクションを展開している。

例えば、1枚の布で全身を包むことで完成するような、マサイ族の民族衣装やチベットの僧侶服に、複雑に裁断されたテーラードの要素を掛け合わせてみる。または、南国のパレオとイギリスのキルトスカートを掛け合わせてみるなど、テーマを具体化するにあたり、“バイアス( / ) ”の技法を用いて表現している。

「男性と女性のように対極にあるものを掛け合わせる要素として、また、テクニックのひとつとして、“バイアス( / ) ”を使っています。例えば、トレンチコートやモッズコート、Pコートなど、もともと男性用として生まれたアイテムにバイアスをかけることで、きれいなヒップラインが出て女性らしいシルエットになり、新しい提案ができます」。

女性らしい見た目のシルエットはもちろん、コートに袖を通してみると、包み込まれるような心地よいフィット感に、バイアスの高度なテクニックを肌で感じることができる。その他、美しいドレープのドレスやマキシスカート、固定観念より大きくリサイズされたアクセサリーなども豊富に揃う。

2018年秋冬のテーマを象徴するアイテムの一つ。男性的なイメージのあるPコートにバイアスを加えることで、女性らしいラインになるという新しい提案をしている。
Pコート 120,000円/beautiful people
2018年秋冬のテーマを象徴するアイテムの一つ。男性的なイメージのあるPコートにバイアスを加えることで、女性らしいラインになるという新しい提案をしている。
Pコート 120,000円/beautiful people

2018年秋冬のテーマを象徴するアイテムの一つ。男性的なイメージのあるPコートにバイアスを加えることで、女性らしいラインになるという新しい提案をしている。
Pコート 120,000円/beautiful people

生地にプリントされたグラフィックは世界各国のコインの柄になっている。よく見るとビットコインもあるという遊び心が入ったプリーツマキシスカート。
スカート 67,000円 / beautiful people
生地にプリントされたグラフィックは世界各国のコインの柄になっている。よく見るとビットコインもあるという遊び心が入ったプリーツマキシスカート。
スカート 67,000円 / beautiful people

生地にプリントされたグラフィックは世界各国のコインの柄になっている。よく見るとビットコインもあるという遊び心が入ったプリーツマキシスカート。
スカート 67,000円 / beautiful people

新たなスタンダードの提案

『beautiful people』を知る上で欠かせないのが、トレンチコートやダッフルコート、デニム、ライダースジャケットなどトレンドに左右されない定番アイテムたちの存在。新たなスタンダードの提案として、素材や縫製、パターンを追求することで、カジュアルなアイテムであっても着用した際に上品な着こなしができるようなデザインになっている。

例えば、トレンチコート。素材はオーガニックコットンの中でも最高峰といわれるアルティメイトピマを採用。従来のオーガニックコットンとは一線を画する肉厚でしっかりとした素材感は、ハリやコシを生み、風合いも長く保たれ、着込むほどに肌に馴染んでくる。シルエットはAラインになるように後身頃より前身頃の生地の分量を多くとっていて、ベルトを締めるとウエストから裾にかけて軽やかな広がりが生まれ、ワンピースのように着ることもできる。また、右胸に縫い付けられたストームフラップは、本来、襟をすべてボタン留めした際に雨水の侵入を防ぐためのもので、レディースのトレンチコートでは単なる飾りの場合が多いが、『beautiful people』ではストームフラップのボタンまできちんと留まるように設計されている。

分量やサイズ感などは女性らしいシルエットになるように計算され、仕立ては伝統的なメンズのトレンチコートを忠実に再現していくというように、『beautiful people』が提唱する新たなスタンダードには、細部に至るまで、こだわりのポイントが詰まっている。

『beautiful people』が提唱する新たなスタンダードの代表的なアイテムの一つ。定番のAラインのコンパクトなシルエットはそのままに、着丈を10cmほど長くしたタイプでパンツでもスカートでも合わせすい丈感になっている。
トレンチコート 105,000円 / beautiful people
『beautiful people』が提唱する新たなスタンダードの代表的なアイテムの一つ。定番のAラインのコンパクトなシルエットはそのままに、着丈を10cmほど長くしたタイプでパンツでもスカートでも合わせすい丈感になっている。
トレンチコート 105,000円 / beautiful people

『beautiful people』が提唱する新たなスタンダードの代表的なアイテムの一つ。定番のAラインのコンパクトなシルエットはそのままに、着丈を10cmほど長くしたタイプでパンツでもスカートでも合わせすい丈感になっている。
トレンチコート 105,000円 / beautiful people

「大人のための子ども服」をコンセプトにしたキッズシリーズの代表的なアイテム。サイズはキッズライダースならではの120㎝~190㎝という展開で、身長に合わせるわけではなく、好みのシルエットに合わせてサイズを選べるというもの。
ライダースジャケット 90,000円  スカート 67,000円/ともにbeautiful people
「大人のための子ども服」をコンセプトにしたキッズシリーズの代表的なアイテム。サイズはキッズライダースならではの120㎝~190㎝という展開で、身長に合わせるわけではなく、好みのシルエットに合わせてサイズを選べるというもの。
ライダースジャケット 90,000円  スカート 67,000円/ともにbeautiful people

「大人のための子ども服」をコンセプトにしたキッズシリーズの代表的なアイテム。サイズはキッズライダースならではの120㎝~190㎝という展開で、身長に合わせるわけではなく、好みのシルエットに合わせてサイズを選べるというもの。
ライダースジャケット 90,000円 スカート 67,000円/ともにbeautiful people

『beautiful people』へ高まる期待感

先シーズン、モデルのフィッティング風景を見せたコンセプチュアルアートのようなプレゼンテーションが記憶に新しい『beautiful people』。コレクション発表の場をパリに移して3シーズン目にあたる、2018年秋冬コレクションではパリで初となるランウェイ形式のショーを行った。

パリでは東京から継続して関わるメインスタッフの他、アートディレクターやスタイリスト、プロダクションには海外のスタッフが加わり、様々な意見が入ることで、今まで以上に洗練されたイメージの演出に仕上げられていた。ショー会場に集まった各国のジャーナリストやバイヤー、スタイリストなどバラエティに富んだゲストの顔ぶれからも、『beautiful people』への注目の高さが窺える。また、コレクションも以前よりぐっと大人っぽく、そして高度なテクニックを用いて女性らしいフォルムのデザインを打ち出すなど、ブランドの新たな一面も話題になっている。ブランドとしてこれからどんな進化を遂げていくのか、今後の『beautiful people』の展開から目が離せそうにない。

【ライダース小物】不動の人気アイテム、ライダースジャケットの小物シリーズ。財布やショルダーバッグ、トートバッグになった小さなライダースたちがなんともキュート。
(奥)ショルダーバッグ 67,000円 (手前左)ハンドバッグ 69,000円 (手前右)カードケース 25,000円 / すべてbeautiful people
【ライダース小物】不動の人気アイテム、ライダースジャケットの小物シリーズ。財布やショルダーバッグ、トートバッグになった小さなライダースたちがなんともキュート。
(奥)ショルダーバッグ 67,000円 (手前左)ハンドバッグ 69,000円 (手前右)カードケース 25,000円 / すべてbeautiful people

【ライダース小物】不動の人気アイテム、ライダースジャケットの小物シリーズ。財布やショルダーバッグ、トートバッグになった小さなライダースたちがなんともキュート。
(奥)ショルダーバッグ 67,000円 (手前左)ハンドバッグ 69,000円 (手前右)カードケース 25,000円 / すべてbeautiful people

【トート】黒地に白字のロゴが入ったトートバッグ。ハンドルをレザーにすることで大人っぽい印象のルックスに。様々なシーンに対応できるようシンプルなデザインになっている。
トートバッグ 27,000円 / beautiful people
【トート】黒地に白字のロゴが入ったトートバッグ。ハンドルをレザーにすることで大人っぽい印象のルックスに。様々なシーンに対応できるようシンプルなデザインになっている。
トートバッグ 27,000円 / beautiful people

【トート】黒地に白字のロゴが入ったトートバッグ。ハンドルをレザーにすることで大人っぽい印象のルックスに。様々なシーンに対応できるようシンプルなデザインになっている。
トートバッグ 27,000円 / beautiful people

【財布】ダブルかぶせ仕様でお札、カード、コインが一式に入れられるコンパクトなお財布。牛革に型押しで貼り付けた反射材シートはフラッシュを向けると反射するユニークな素材。
財布 22,000円 / beautiful people
【財布】ダブルかぶせ仕様でお札、カード、コインが一式に入れられるコンパクトなお財布。牛革に型押しで貼り付けた反射材シートはフラッシュを向けると反射するユニークな素材。
財布 22,000円 / beautiful people

【財布】ダブルかぶせ仕様でお札、カード、コインが一式に入れられるコンパクトなお財布。牛革に型押しで貼り付けた反射材シートはフラッシュを向けると反射するユニークな素材。
財布 22,000円 / beautiful people

/ INTRODUCING BRANDブランド紹介

beautiful people

ビューティフル・ピープル

2007年春夏コレクションよりスタート。熊切秀典(企画デザイン担当)、戸田昌良(トダ マサヨシ/パターン担当)、米タミオ(ヨネ タミオ/企画生産担当)、若林祐介(ワカバヤシ ユウスケ/セールスプロモーション担当)の4人が中心となり、ブランドが行うすべての活動は“デザインすること”であるという考えのもと、チームでデザイン活動を行う。2011年には東京・表参道に初めての路面店をオープンし、国内外のファンが急増する。2017年秋冬コレクションから発表の場をパリへ移し、世界中のジャーナリストやファッション関係者から注目を浴びる。今年2月に都内3店舗目となる直営店が銀座『三越』にオープンし、人気の勢いは益々加速している。