アネルズあづさの読むカラダケア BEAUTY SALON

「Self Protection」

「香り」のエキスパート、アネルズあづささんによる
女性のためのビューティーライフ講座。
自分の心と身体にゆったりと向き合い、
心地良く暮らしていくためのミニ知識や
意識の在り方をレクチャーします。
今回は、日々の生活の中で蓄積されることで
身体や心に不調をもたらす要因ともなりえる
「疲れ」をテーマにお届けします。

【これまでの記事はこちら】


第3回
Self Protection 〜前編〜

こんにちは。アネルズあづさです。
徐々に陽射しの強さが増し、
初夏の香りを感じる今日この頃。
これからは梅雨のシーズンにも入り、天候や気温の変化に戸惑うことも増えるかもしれません。
さらに4月末から5月始めには大型連休もありました。
家でゆっくり休養した方、レジャーで思いっきり遊んだ方、連休中もお仕事だった方……。
過ごし方は様々だと思いますが、
少なからず生活リズムに
変化があったのではないでしょうか。
その影響で今の時期は、身体も心も疲れが
出やすい時期とも言われています。

このBEAUTY SALONでは、
女性の皆さんが
「自分のために、自分の心身と
向き合うことができるような瞬間」を
感じることができる内容をお届けしていきたいと思います。
今回は、「疲れから自分を守ること」について、
皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

// 今、何に疲れていますか?

目が疲れていたり。
少し頭が痛いような感覚があったり。
うまく呼吸ができないような感覚があったり。
呼吸が思ったよりも浅い? と感じたり。
何か香りを感じたり。
呼吸によって肩や首回りに固さを感じたり。
急に昨日起きたことを思い出したり。
胸のあたりが少し苦しいように感じたり。

私たちは、「自分の心そして身体がどのぐらい普段ダメージを抱えているか」ということをあまり考える時間もなく、毎日忙しく家のことや仕事に追われる日々を過ごしています。
これは習慣的に、「疲れ」は常にあるものとして捉えていることが多いためで、誰もが抱えている問題として認識しています。そのため、だからといって特別に扱うようなことをなかなかしないので、そういった日々が重なることで体調を崩したり、生活習慣の見直しや体質改善を意識せざるを得ないような症状を発することによって初めてそのサインに気づき、予防と改善、そして心と身体のバランスを考え始めるのではないでしょうか。また、すでにそんな経験をされている方もいるかもしれません。
何かが起きる前の予防を行うことは、言葉で理解する以上に実際にはなかなか難しいものですが、皆さん自身、皆さんの周りの人たち、そしてご家族はどうでしょうか? 

// 心と身体のONとOFF

自分にとって“心のための”ONとOFF。
自分にとって“身体のための”ONとOFF。

皆さんは、それぞれにすでに何か実践されていることはありますか?
心と身体のONとOFFが同時にできることがもちろん理想ではありますが、もちろん実際には簡単なことではありません。

エクササイズなど、何か身体を動かすことを日常的に行っているからといって、その事実に安心するだけでは必ずしも心と身体のONとOFFの切り替えができているとは言えません。大切なことは、そのエクササイズを行っていることによって心と身体のバランスが整っていると感じたり、変化があると実感できているかどうかです。

もし「入会したのになかなか行けない」「せっかく始めたのにあまり続いていない」という場合、その理由は「常に時間が合わない」「時間がない」そして「忙しいからだ」と捉えがちですが、実際には「気持ち」がその方向に向いていないのです。この「エクササイズ既成事実」だけの状態の場合には、皆さん自身の心と身体のONとOFFの役割は果たしていませんし、変化ももたらしていません。逆に「行かなければ」というネガティブなストレスが生じて、さらに負担や疲れを感じているのではないでしょうか。だからこそ、バランスや変化を感じるエクササイズにすでに出会うことができている人は、周りから見ても明らかにわかるような心と身体の変化を遂げているはずです。自分に合うかどうかの感覚に蓋をしないこと、そして無理のない選択も、皆さん自身の心と身体の切り替えの準備として大切です。

// 場所を変えて自分の心と身体に
違う感覚をもたらす

運動をすることだけでなく、ONとOFFの切り替えにはそれぞれ個々に違った方法があって良いものです。そして、そこにはまず「自分の心」がONとOFFを切り替えられているか? がとても重要な要素となってきます。
とは言っても、文字で書くことは簡単ですが、実際にはなかなかすぐにはその切り替えをうまくできる人は多くありません。そこで、まずあまり難しいことを考えずに今いる場所から離れて散歩をしたり、映画や美術館に行ってみたり、美味しいものを探して食べに行ってみたり、何かの風景に触れてみたり、電車に揺られてみたり、日帰りで温泉に行ってみたりなど、気軽にできることから意識して行動に移してみましょう。

よく考えてみると、日々の負担の積み重なりを感じてしまっている時には、気軽にできることからさえも離れてしまっています。そのため、この気軽にできる場所を変える行動は、私たちにとってとても大切な、「心に負担のかかるストレスの解消」に大変よく役立つのです。まさしく「気分転換」なのです。
そしていつでもできる、簡単だと頭で思っている気分転換が、大人になればなるほどに、決して簡単ではないことにも気づくのです。年齢を経るほどに、このような変化で生じる心への働きかけが、結果として肌や身体全体のバランス、そして相手に感じさせる雰囲気の変化だけでなく、好む色の変化や似合う色の変化などにも繋がっているかもしれません。

「疲労感から自分を守る方法」として、日常生活にある疲労感の原因を整理し、把握することが大切です。ゆっくり身体を伸ばし、深呼吸して少しだけ無心の時間を作ってみてください。香りはそういった少しの時間に呼吸を深くサポートしてくれるアイテムになります。

// 脳はデジタル化できない

そして現代人の「疲れ」と密接に関わってくるのがデジタル環境です。
日々、私たちはデジタル化・テクノロジー化されたこの社会から離れて生活したり仕事をすることが大変難しくなっています。これは大人だけに限らず、子供にとっての環境も、大きく変化し続けています。今この瞬間、どこか美味しいレストランを見つけるということに対して、どれだけの人がスマートフォンやパソコンを使うでしょうか? 逆に即効性のある他の手段は何かありますか? Wi-Fiに繋がりにくい環境にいたり、ページが思うようなスピードで開かなかったりすると、それだけでイライラしたりしますよね。このような環境が私たちの「日常」になってきたのは決して遠い昔ではなく、ほんの15年前後で起こってきたことです。

その間の凄まじい進化は、皆さんも感じている通りで、スマートフォンでの遠隔の操作も含め、あっという間に、そしてどんどん便利になってきています。それと同時に、ここ15年では生じてこなかった様々な不具合や問題が生じていることも事実であり、それは私たちの心と身体の両方にダメージをもたらしていることもたくさんあります。

後編では、ソーシャルメディアやデジタル機器など、
私たちの日常からは取り去ることが難しくなってしまった
このデジタル社会において、
自分自身とどう付き合っていけばいいのかを
お話していきたいと思います。


オーガニック精油の力で
疲れケアをサポート

疲労感を感じる時間は、1日のうちで朝昼晩問わず生じる感覚です。そのため、精油はいつでも自分の感覚が求める時に使うことができます。夜寝る前だけでなく、自分の心と身体をリラックスさせる隙間時間(お昼寝など)の前後にも活用をおすすめします。絶妙な爽快感と甘さ、そしてグリーンで心地よい苦さのバランスをもつLime(ライム<Citrus aurantifolia>)のフレッシュなオーガニックの柑橘の香りと、マツ科のモミ属で心に澄み渡るような新鮮な空気を香りとともに運んでくれるBlack Spruce(ブラックスプルウス<Picea mariana>)の組み合わせが、気持ちをリフレッシュさせ、必要なものを受け入れるサポートをしてくれます。

常に身近な場所に香りを置くためにも、ティッシュや試香紙に、それぞれ1滴ずつ垂らしてデスクやテーブルに置いたり、ティッシュに垂らして持ち歩いたり、1滴を指先に垂らして髪の毛にそっとつけるのもオススメです。睡眠の30分前に枕元に垂らすか、入浴時やシャワーの際に芳香浴として、数滴浴室の床に垂らしてシャワーのお湯をあてたり、お風呂の中に合計10滴ほど加えて(肌が敏感な方は5滴など)、立ち上がる蒸気と共に香りを深呼吸で取り込んでみましょう。

枕元&ティッシュ:Lime 1 滴&Black Spruce 1 滴
入浴時:Lime 6滴& Black Spruce 4滴
シャワー時:Lime 4滴&Black Spruce2滴


*純粋な精油は揮発(蒸発)するため、香りはお湯に当てると蒸気となります。また、精油は水とは決して混ざらない性質を持っていますので、お湯の中に入っていくことはありません。

/ PROFILEプロフィール

アネルズあづさ/アネルズ アヅサ

株)Blue ink代表取締役 / 株)ASK取締役COO / グローバルオーガニックフォーミュレーター / プロフェッショナルアロマセラピスト

アロマセラビー、ならびに妊産婦とベビーの補完療法を中心とした3年半の英国留学後、2000年に会社を設立。産婦人科内でのアロマセラピー分娩ケアを推進。数々の講座やセミナーの他、著名人や大企業、映画『パフューム』等のフォーミュレーター(調合監修)を務める日本の精油ブレンディング第一人者。昨年より自社ブランド『ARTQ ORGANICS』『CUDDLE BABY』にてオーガニック認証スキンケアの販売開始。自身が運営するアロマセラピースクールでは日本で唯一オーストラリア政府認定資格が取得できるコースも開講。