ストデパでキレイをチャージ BEAUTY COLUMN

4月のテーマ「美白ケア」
ナビゲーター:藤井優美

多方面で活躍する美を極めたエキスパートが、
その幅広い知識とユニークな観点でお届けする
月1回のビューティーコラム。
紫外線がグッと増えるこの時期。
肌そのものを美しく見せ、
エイジングケアも兼ねる
最近の美白ケアにフォーカス。


美白ケアは“攻め”と“守り”の
セット使いが成功の秘訣

// 美白は1日にしてならず。
1ヶ月半で1本使い切る意識でケア

日差しの強さを感じ始めると、そろそろ気になってくるのが美白ケア。紫外線は通年で降り注いでいますが、いわゆる日焼け(サンバーン)を起こし、シミやそばかすの原因となるUV-B波は3月から徐々にその勢いを増していきます。だからこそ、この時期になると各社からさまざまな美白コスメや日焼け止めが登場するのです。

そもそも美白コスメの働きは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐもの。これは厚生労働省が承認している美白コスメの医薬部外品の効能です。でも近年は、シミをケアするだけではなく、肌全体の透明感を高め、パッと見の印象をあか抜けて見せるブライトニングコスメも人気。さらに、シミや肌をくすませる原因は紫外線以外にも次々と発見され、抗炎症、抗酸化、抗糖化に着目している製品も数多く出てきています。つまり今の美白ケアは、シミをケアするだけにとどまらず、肌そのものを美しく見せるため、さらには先進のエイジングケアができるものと言っても過言ではありません。

そんな美白コスメですが、効かせる秘訣は何と言っても継続使用。どんなに日焼け止めをしっかり塗っていたとしても時間とともに汗やこすれではがれて“隙”はできるし、先に述べたようにシミや肌をくすませる原因は紫外線だけではないから。さらに肌の生まれ変わりのリズムを考えると、化粧品の結果が肌に現れ出すのは約28~30日後。そう考えると、思い立ったときだけ、日に当たったときだけ美白ケアをやっていたのではダメ。「美白は一日にしてならず」と肝に銘じ、ケアをするからには、きっちり毎日、どのアイテムでも1ヶ月~1ヶ月半で1本を使い切るぐらいの気持ちでケアをしてください。

また、紫外線を浴びてから72時間後にメラニンが発動すると言われています。だからこそ、長時間外出していたり、うっかり日差しを浴びてしまったら、その日の夜から集中的に美白ローションや美白美容液を重ねづけしてムラなく美白成分をなじませるのがコツ。ただし、肌に赤みが出ていたり、ヒリつきを感じたりしているようならサンバーンを起こしている可能性があるので、まずはその部分を冷やして炎症を鎮めるのが先決。美白ケアは、赤みやヒリつきが治まったら始めてください。

うるおいで満たされた輝く透明感を

肌への効果と使い心地を追求したパリを代表するナチュラルコスメティックブランドのニュクス。ビタミンCを配合したミルキーな美容液は、うるおいとともに肌へ行き渡り、冴えわたる透明感を肌にもたらす。

ドクターズコスメで健やかな肌へ

美白有効成分「トラネキサム酸」と、抗炎症成分「グリチルリチン酸」配合の化粧水。肌へ染み渡り、紫外線ダメージを受けた肌にも優しくなじんでシミのもとへアプローチ。2プッシュを手に取り、手のひらが肌に吸いつくまで重ね付けを。

// すべてのエイジングの元凶となる
紫外線は日焼け止めできちんとカット

美白が攻めのケアだとしたら、日焼け止めは守りのケア。日焼け止めというと夏しか使わない人も多いようですが、紫外線の照射量は1年中。よく、日差しの強さ=紫外線の照射量と思われがちですが、それは大きな間違いです。確かにシミの原因となるUV-B波は夏をピークに冬は照射量が少なくなりますが、肌の奥まで入り込み、シワやたるみなど、深刻なダメージを与えるUV-A波は、1年を通して照射量はあまり変わらず降り注いでいます。しかも、曇っていようが、室内にいようが降り注いでいる……。これをノーガードで受けていると肌の奥でダメージが蓄積し、エイジングサインが進行します。

しかし、日焼け止めが苦手な人が多いのも現実。でも、近年の日焼け止めの進化は著しく、これまでのネガティブなイメージを払拭するものが多数登場しています。

紫外線を防ぐ主な成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。「紫外線吸収剤」は、紫外線を肌の中で熱エネルギーなどに変換して紫外線の影響を防ぎます。これは透明性が高く、白浮きしない、塗り心地がいい、伸びがいい、汗に強いなどのメリットがあります。しかし、紫外線の影響を吸収することで、敏感肌の人には刺激を感じることも。一方、「紫外線散乱剤」は、散乱剤(パウダー)が肌の上に覆うことで、紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。「ノンケミカル」と表記されていることも。ただ、こちらは快適なテクスチャーに仕上げたり、高い防御力が出しにくいといったことが大きな課題に。といっても、技術の進化によっていまはノンケミカルでもテクスチャーがよく、高SPF値のものが出てきています。

でも、日焼け止めさえ塗っていればいい、というものではありません。ここでも大切なのは塗り方。量が少ないとせっかくの紫外線防御力を発揮することができません。ポイントは、適正量をムラなく隙なく塗ること。顔であれば、一番焼きたくない頬骨の上に日焼け止めを置き、肌をひっぱらないように塗り広げていきます。次にTゾーン、口周りからあご下へ。あご下はアスファルトの照り返しを受け、実は焼けやすいところなのできちんとここまで塗布して。最後に細かい部分に塗布。また、しっかりなじませようと何度もこすっていると日焼け止めが取れてしまうのでご注意を。

真夏の長時間外出の強い味方

100%天然由来成分ながら国内最高指数の紫外線防御力を持つ日焼け止めミルク。さらりと伸びて肌に密着し、顔だけでなくデコルテや腕のケアにも最適。汗や水にも強く、夏場でも大活躍間違いなし。すがすがしいレモングラスの香り。

ライトな使用感でメイク下地としても

肌にうるおいを与えながら紫外線をしっかりと守るから、日焼け止めというより日中用乳液の感覚で使えるのが魅力。さらりとした使い心地だからベタつきが気になるこれからの季節でも快適に使えます。よく振ってから使用を。

// 塗り直しや届きにくい部分には
スプレータイプでUVケア

塗り直しが大切だとわかっていても、外出中になかなかリタッチができない日焼け止め。そんなときはスプレータイプを活用するのが正解。顔であれば、余分な皮脂をティッシュでオフしてからボトルをよく振ってシュッ。その後、手でパタパタとパッティングするようになじませればOK。

スプレータイプのメリットは、髪をはじめ、全身に使えること。だから、首の後ろやサンダルから出る足の甲なども紫外線対策ができます。夏には携帯し、気づいたときにいつでもシュッとして紫外線から肌をしっかりプロテクトしましょう。

顔や髪にも使える透明テクスチャー

UVカット成分が直接肌に触れないようにするマイクロカプセル化製法を採用。dear mayuko独自の繭から生まれた保湿成分「セリシン」を配合し、肌を優しくケア。圧迫感がなく、サラッとしたテクスチャーだからデイリー使いにぴったり。

肌に優しくても、鉄壁

パラベンフリー、アルコールフリーで肌に優しいうえ、ボトルを逆さにしても使えるから塗りにくい背中のケアもおまかせ。白くなりにくいタイプだから、髪や頭皮のケアやストッキングの上からもOK。汗に強いウォータープルーフタイプ。

/ PROFILEプロフィール

藤井優美/フジイ ユウミ

エステティシャンを経て、1992年よりフリーランスの美容エディター・ライターとして活動。
美容誌をはじめ、多くの女性誌やカタログなでスキンケア、メイク、ヘアケア、ボディケア、インナーケアといった美容全般の企画、構成、執筆を担当。
Instagram:@yuumifujii.beauty