ストデパでキレイを叶える

BEAUTY TALK

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貝印 KOBAKO推進室 室長
遠藤加奈子さん(前編)

ビューティー業界で活躍されているビューティストをお招きして、美にまつわるさまざまなお話しを伺う、ストデパBEAUTY TALK。今回のゲストは、ワンランク上のキレイを叶えるビューティーツール『KOBAKO』を管掌する、貝印の執行役員、遠藤加奈子さんです。ナビゲーターのビューティービジネスプロデューサー曽田啓子が、1908年の創業以来、伝統を守り続ける老舗刃物メーカー、貝印のヒストリーや『KOBAKO』誕生の秘話などを、詳しく伺っていきます。

貝印は100年を超える“刃物の老舗”

曽田 遠藤さん、お久しぶりです。お元気でいらっしゃいましたか?

遠藤 はい、おかげさまで。曽田さんもお元気そうで何よりです。

曽田 ありがとうございます。遠藤さんにお会いすると思い出すのは、2009年『KOBAKO』のデビューの時のこと。『KOBAKO』の新ブランド発表会からデビューイベントまでタイトなスケジュールでしたよね。なんとかイベントに間に合わせてたのを覚えています(笑)。

遠藤 そうでした(笑)。デビュー当時から『KOBAKO』の製品を応援いただき、本当にお世話になっています。

曽田 こちらこそ! 今日は、貝印の本社にお招きいただき、ありがとうございます。このフロアでは『KOBAKO』の他、貝印の製品をたくさん紹介しているんですね。

遠藤 そうですね、ここには『KOBAKO』、向こうには爪切りやハサミ、カミソリ、包丁など……。

曽田 あの包丁は、切れ味抜群の“関孫六(せきまごろく)”ですね。私も愛用しています。

貝印の創設者、初代・遠藤斉治朗氏。兄のポケットナイフ工場で修行を積み、1908年に貝印を創設。斬新な発想の持ち主で、現在も発売されている伝説の刀匠の名を冠したブランド“関孫六”の商標に関しても、当時の遠藤斉治朗のアイデア。

遠藤 そう言っていただけると嬉しいです! “孫六”というのは伝統の刀匠で、それを冠にしたブランドの包丁は、とても人気があるんですよ。

曽田 こうして数々の製品を拝見していると、改めて貝印は“刃物の老舗”だと思いました。確か、100年以上の歴史がある、と。“創業家の長女”という顔を持つ遠藤さんに、貝印の歴史を少し教えていただけたら……。

遠藤 わかりました。貝印は1908年、私の曽祖父である遠藤斉治朗が、ポケットナイフ工場を立ち上げたことから始まります。

曽田 ポケットナイフ? 知りませんでした。貝印というとカミソリが有名なので。

遠藤 昭和初期、日本で初めて国産の安全カミソリの替刃を完成させたのは貝印です。当時主流だった輸入品よりも安価な貝印の製品は大ヒット。従業員数や工場の敷地も、一気に成長していきました。

曽田 そんなに昔から、貝印の製品は多くの人に支持されてきたのですね。

遠藤 以来、真面目に、丁寧に、刃物を作り続け、現在はカミソリやハサミ、包丁といった日用品から、医療用のメスなども手がけています。

4年の歳月をかけて誕生した『KOBAKO』

曽田 真面目に、丁寧に、刃物を作り続ける貝印は、遠藤家そのものですね。

遠藤 そうでしょうか?

曽田 実は以前、社長との商談の際、記念に写真を撮っていただいたのですが、その後、郵送ではなく、営業の方が届けてくださって。本当に真面目だな、と(笑)。

遠藤 堅い会社なんです(笑)。

曽田 そんな真面目な貝印が、なぜ女子力の高いビューティーツールブランド『KOBAKO』を立ち上げることになったのですか?

遠藤 『KOBAKO』は貝印の100周年事業の一貫として始まりました。その前に、貝印の美粧用品=美容ツールについて遡ってもよろしいですか?

曽田 もちろん、ぜひ詳しくお話を聞かせてください。

遠藤 もともと貝印では、爪切りや、眉や顔をお手入れするカミソリ、ハサミなどの美粧用品をご提供していました。ある時、販売店の方に「この棚をトータルでケアできる美容アイテムで埋めてほしい」というご要望があって、アイラッシュカーラーやメイクブラシなどの美容ツールを開発してきました。

曽田 リクエストに応えていらっしゃったんですね。そのノウハウは『KOBAKO』にも生かされているのでしょうか?

遠藤 はい。多くの女性やプロの意見を伺って、どうしたら理想の仕上がりに近づけるか、試作を繰り返して誕生したのが『KOBAKO』のアイテムです。

曽田 開発には、どのくらいの時間がかかったのですか?

遠藤 店頭に並ぶまで4年の歳月がかかりました。

曽田 デビューまで4年も!

遠藤 そうなんです。長年、美容ツールを手がけてきたのですが、プロの方が求める理想に近づくのは本当に大変でした。

曽田 厳しいプロのリクエストに応えて誕生した『KOBAKO』だからこそ、美容やメイク好きの女性から圧倒的に支持されている。納得です。

遠藤 ありがとうございます。これからもお客さまに感動と喜びをお届ける製品を作っていきたいです。

曽田 ぜひ、よろしくお願いします。お話を伺って、ますます『KOBAKO』の製品が好きになりました。遠藤さん、ありがとうございました。

1908年に“刃物の街”岐阜県関市で産声をあげた貝印。長い歴史の中で培われた刃物技術は、日用品から医療分野まで、さまざまな製品に応用され、幅広いラインナップにつながっている。小さな工場から始まった貝印が、現在では日本国内だけでなく、アメリカ、上海、ベトナム、インドにも生産拠点を持ち、グローバル進出を果たす大企業に発展。

後編では、さらに『KOBAKO』の製品に対するこだわりをたっぷりご紹介します。
今回のゲスト
  • KANAKO ENDO/遠藤加奈子

    貝印 執行役員 新事業推進室 室長 兼 国内営業本部 KOBAKO推進室 室長。110年の歴史を持つ貝印の創業家の一員で女性という立場から、『KOBAKO』に代表されるビューティーツールブランドなど、新しい事業の育成を管掌。この先も長く愛される会社であり続けるために、社内外の様々な女性たちの力を活かせる事業・環境づくりを推進している。プライベートでは1児の母として、育児と仕事との両立に奮闘中。
ブランド紹介
  • KOBAKO コバコ

「ビューティーツールは、もっと女性をキレイにできる」という思いから、2009年に誕生した『KOBAKO』。多くの女性やビューティージャーナリスト、美容のプロの声を取り入れ、理想的なビューティーツールを追求し続ける。プロ仕様のような機能性を持ちながら、おしゃれでコンパクト、携帯にも便利。今までになかったアイラッシュカーラーや、ネイルサロン並みの仕上がりを実現したネイルケアアイテム、技ありのメイクブラシなど、新しい発想の製品はどれも注目の的。

ナビゲーター
  • 曽田 啓子/ソダ ケイコ

    ビューティービジネスプロデューサーとしてビューティー関連のプロデュースやコンサルティングを中心に活動。ブランドコスメからオーガニックコスメ、ビューティーツールまで、ビューティー関連の幅広いモノ・コトに精通。グローバルな視点で海外コスメにも詳しく、商品開発・プロモーションプロデュースや顧客政策をベースにした商品開発や販売手法、販売什器、店舗レイアウト、内装などのアドバイスに定評。ビューティークリエイター集団Three PEACE所属。

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